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ドバイ・ハーバーで今期最後のコミュニティー市「マリーナ・スーク」

テントの中で開催された「マリーナ・スーク」の様子

テントの中で開催された「マリーナ・スーク」の様子

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 観光客向けのリゾートビーチにほど近いドバイの漁師村「Jumeirah Fishing Harbor」の特設テントで6月14日、今シーズン最後となるコミュニティー市場「マリーナ・スーク」が開催された。

スークで販売されたコンクリート製のインテリア Villa 25 the creative house

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 マリーナ・スークは月に1度、平日の昼間に開催されるマーケット。企業のみならず個人も出店でき、ハンドメードのアクセサリーや小物、インテリアグッズなどが販売された。今回は飲食店としてジャーサラダ専門店「the Salad Jar」とロンドンから進出した「Baker & Spiceがブースを出店した。

 会場となるJumeirah Fishing Harborは、2008年に始まったドバイの漁業文化を保存するプロジェクトの一環。漁師が取ってきた魚を販売するための魚市場や税関、船舶修理場など、漁業に必要な施設が整っているほか、漁業文化普及のため、一般向けのシーフードレストランや商業施設も備わっている。同イベントはFishing Harborに設置された、空調設備付きのテント内で開かれた。

 今シーズンのマリーナ・スークは10回、開催。シーズン最後とあって、出展者は軒並み大幅値下げで商品を売り出した。商品の多くは女性向けの衣類やアクセサリーとあって、来場者も多くは女性が占めた。来シーズンは9月から開催予定。

 自身で立ち上げたオリジナル・ブランドの商品も多く見られ、創意工夫があり現地に受け入れられやすいものも。イスラム社会で広くお守りとして認知されている「ファティマの手」のアクセサリーや、「7つ星」ホテルのブルジュ・アル・アラブをデザインした子ども用水着などが販売された。

 出店ブースの一つで、毎月出店している「Villa 25 the creative house」は、コンクリートを使ったインテリア雑貨を販売。デザイン兼製造を手掛けるドイツ出身のハイキーさんは「お客さんやブースを出店している人とコミュニケーションが取れて楽しい」と話す。ハイキーさんは、自宅をアトリエとし一点ものの商品を作っている。人気が高いのは、庭で使うファイアーボールで、コンクリートの器とデコレーションの真ん中に燃料剤を入れた筒を置き、火をくべるもの。今回はイスラム教のラマダン期の開催だったため、あいさつとなる「Ramadan Kareem」をコンクリートで作りブースを飾った。

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