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「ワールド・アート・ドバイ」閉幕 アートシーズンの締めくくり

日本の絶景にたくさんの来場者が足を止めた

日本の絶景にたくさんの来場者が足を止めた

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 ドバイワールドトレードセンターで4月18日~21日、「ワールド・アート・ドバイ(World Art Dubai)」が開催された。

UAE・日本の文化を紹介するインスタグラマーのマンスールさんも来場

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 ドバイでは3月から4月にかけてエミレーツ航空が主催する文学フェスティバル(Emirates Airline Festival of Literature)を皮切りに、芸術関連のイベントが多数行われた。その中でも最大規模の開催となるのが同イベント。4日間で1万5000人近くの来場者が訪れた。

 4度目の開催となる今回は、5つの大陸から300人以上のアーティストが参加、4000以上の作品が展示された。このイベントでは来場者は作品を鑑賞するだけではなく、気に入った作品を購入することもできる。作品は350ディルハムから7万4,000ディルハム(約9,000円から22万円)と、手に取りやすい金額のものも多く展示された。

 日本文化・美術の海外進出の支援を行っている一般社団法人ジャパンプロモーションが日本ブースをアレンジ。日本は第1回から参加をしているが、昨年に引き続き今年も会場内で最大規模の展示面積を誇り、今回は40組の日本人アーティストが作品を出展した。

 初日の18日には書家の麗清さんらによる書道のパフォーマンスや、絵の具を使ったカラフルな書道、水墨画、折り紙などを体験できるワークショップを実施、200人近くの参加者が集まった。

 ブースには、ドバイ・ワールド・トレード・センターの理事を務めるブティ・アル・サイード・アル・ガンディさんや、「マンスール(Mansour)」の愛称で親しまれる日本人インスタグラマー、金子家暢さんも訪れた。

 絵画、書道、水墨画、陶芸などの作品に加え、風景写真を取り扱う「ザ・マジェスティック・アート・ギャラリー」も今回初出展。会場入り口のすぐそばにブースを設け、日本の美しい風景写真にたくさんの人が足を止めて見入った。ジャパンプロモーションの酒井さんは「今回日本ブースにはエミラティ(UAE人)やインド人、イギリス人の方が多く来てくださった。昨年の日本ブースの作品に感動し、今年は日本ブースを一番の楽しみに来場したという方もいた」と話す。

 ドバイで樹脂を使ったアート作品を手掛け、同イベントにも出展したエジプト出身のアーティスト、ディーナ・カータンさんも「アーティストだった私の父が日本のアーティストと仕事をしたこともあり、子どもの頃から日本の芸術には興味があった。今回たくさんの日本の芸術に触れることができたが、どれも本当に素晴らしかった」と日本ブースの作品を絶賛した。

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