世界一の高さを誇るタワー「ブルジュ・ハリファ」から発する花火など、ドバイの新年カウントダウンでは豪華な花火が風物詩となっており、2016年新年も、ブルジュ・ハリファをはじめ、高級ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」周辺、ヤシの木型の人工島パーム・ジュメイラなどで花火が打ち上げられる。
ブルジュ・ハリファを中心としたダウンタウンエリアでは特設ウェブサイトとフェイスブックページを準備。2015年新年の花火の様子を動画で見ることができる。
昨年は生演奏に合わせて、828メートルのブルジュ・ハリファから横に発せられる花火や、周辺の商業施設やアパートから打ち上げられる花火によって、ダウンタウンエリア全体が昼間のように明るくなった。今回のカウントダウン花火は、どのような工夫が凝らされるのか。
毎年ダウンタウン周辺は交通整理が行われ、夜間は車両の進入ができなくなるため、ブルジュ・ハリファの花火を見るためには、早めにダウンタウンに行く必要がある。ダウンタウンの特設フェイスブックでは、31日18時より前に到着するよう呼び掛けている。
「唯一の7つ星ホテル」といわれるブルジュ・アル・アラブ周辺では、ジュメイラ・ビーチ沖300メートルの海上に円形の花火が打ち上げられる。
ブルジュ・アル・アラブやジュメイラ・ビーチ・ホテル、マディナ・ジュメイラの3つのホテルなどでは花火を見ながら夕食を楽しめるパッケージも販売しており、優雅な新年を迎えるための準備に余念がない。
ヤシの木型の人工島パーム・ジュメイラでは、先端の高級ホテル「アトランティス」やパーム・ジュメイラ全体で花火が打ち上げられる。パーム・ジュメイラを見下ろすマリーナ地区のホテルからは、暗い海に花火の光で浮かび上がる幻想的なヤシの木の形を楽しむことができる。
ドバイのカウントダウンを盛り上げるイベントとして、今年の大みそかはフランスの世界的DJ「デヴィッド・ゲッタ(David Guetta)」さんがメディア・シティでライブを行い、新しい年の幕開けを盛り上げる。
2014年にはカウントダウン花火として最大かつ最長の世界記録を樹立したドバイの花火。2016年の幕開けも豪華にドバイの夜空を照らし出す。