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ドバイでピンクリボン運動 ブラザー現地法人主催、縫い物で乳がん啓発

モールの中央広間で行われたピンクリボン運動

モールの中央広間で行われたピンクリボン運動

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 メルカート・ショッピングモールで10月14日・15日、プリンターやファクスなどのOA機器を製造するブラザー工業のドバイ法人Brother International Gulf FZEと、同社のミシンを販売する代理店Craftlandが、ピンクリボン運動「SEW PINK!」を行った。

飛び入りの参加者も多く見られた

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 ピンクリボン運動は、乳がんの正しい知識の普及や早期受診の推進などを目的とした啓発運動。今回のイベントでは啓発のため、ボランティア参加者とともに術後乳がん患者のためのバッグやクッションを作った。参加者にはそれぞれの担当が割り振られ、型紙から布を裁断したり、ミシンを使って縫い合わせたり、綿を詰めたりといった作業が行われた。

 普段から編み物教室を実施しているCraftlandから講師が参加。不慣れな初心者や男性も手ほどきを受けながら、ピンクリボンの付いたバッグや、さまざまな模様のクッションを完成させた。

 夫人と共に参加したフランス人の男性は「妻が編み物が好きで参加した。縫う事は苦手だが、クッションに綿を詰めることはできる。何か貢献できることがあってよかった」と語った。クッションの手縫いを行った英国人の女性は「ラマダンの際など、ドバイではボランティアイベントがたくさんある。こうして周りの人と協力して作り上げていく楽しみを感じながら、ボランティアに携われることはうれしい」と語り、仕上げの作業をこなしていった。

 完成したバッグやクッションは、会場中央に建てられたピンクリボン形の棚に次々と掛けられ、ショッピングモールの来場者の注目を引いた。事前にイベントの詳細を知らなかった人も、飛び入りで参加しミシンを動かしていた。

 参加者にはその人の名前を入れたピンク色の帽子や、ソーイングセット、文具や協賛店の割引チケットなどが手渡された。

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