ドバイのマディナ・ジュメイラで2月12日、世界各国の政府高官、国際機関、政策決定者などが集まり、世界規模の課題について各国政府のエンパワーメントを進めるプラットフォーム「世界政府サミット」が開幕した。
2013年から始まった同サミットは、世界各地のさまざまなリーダーが登壇することで有名。今年も90人のスピーカーが来場し、140カ国から4000人以上が参加する。
9時30分に開幕した同サミットでは、ムハンマド・アル・ガルガウィUAE内閣総務大臣が開会宣言を行った。続いて、クラウス・シュワブ世界経済フォーラム会長が、グローバリズムの進む社会における課題についてスピーチを行った。
その後も、国際通貨基金のクリスティーヌ・ラガルド専務理事やフィンランド元首相のマリ・キビニエミOECD副事務局長、セネガルのマッキー・サル大統領らが次々と登壇し、国際情勢や自由貿易などについて語った。日本からは安倍総理のビデオメッセージが流された。
安倍総理のメッセージに続き登壇したムハンマドUAE副大統領兼首相・ドバイ首長は、地域の発展やアラブの連帯、政府のマネジメントなどについて語った。
同サミットでは、毎年「世界で最も優れた大臣」を選出し、表彰しているが、今年は、マラリア対策とエボラ出血熱の拡大阻止に貢献したセネガルのアワ・マリ・コールセック保健・社会活動大臣が選ばれた。