ドバイのアート地区Al Serkal Avenueで2月10日から、「GPPフォト・ウィーク」が開催されている。
今年で13回目を迎え、写真関連イベントとしては中東で最も長く続く同ウィークでは、世界中の有名フォトグラファーによる写真の展示やワークショップのほか、日系カメラメーカーによる最新機器の展示も行われている。
主催するGulf Photo Plusは、Al Serkal Avenue内にギャラリー兼スタジオを構え、中東の写真家のプラットフォームとして、セミナーや展示会を開催している。
拠点となるGulf Photo Plusのギャラリーでは、UAEで活動するフォトグラファーの写真を展示。Analog Photography in the UAEやEmirates Group Photography Club、Photowalk Dubaiなどの撮影グループが写したドバイやUAEの風景が並んでいる。
Warehouse 82では、Sony World Photography Awardsの展示会が開催されている。2007年の設立以降、昨年まで同コンテストには100万点を超える画像が出展しており、世界的な写真の賞として名をはせている。今回は、2016年~2017年シーズン受賞作品や入選作品が展示されている。
隣接するWarehouse 83では、カメラ業界の最新機器の展示も。ソニーやニコン、富士フイルムなどの日系メーカーが、最新のカメラやレンズの展示を行っている。メーカーによるワークショップも行われ、専門家の話を聞きながら自分に合った最新機器を選ぶこともできる。
プロのフォトグラファーによるワークショップも常時開催されている。米アトランタを拠点に活動するフォトグラファーZack Ariasさんによる照明や風景撮影のワークショップ、Newsweek、Time、National Geographicなど著名な雑誌に写真が掲載されているフォト・ジャーナリストAsim Rafiquiさんによる2日間の講習など。
Al Serkal Avenue内では、アラブ女性の伝統衣装アバヤに着物の要素を取り入れた「着物アバヤ」を製作販売するChi-Ka Collectionが、東京をベースとするアインシュタイン・スタジオと協力し「New Japan Photo - Issue 3」と題した日本のフォトグラファーによる写真展示会を同時開催している。
開催時間は10時~19時。入場無料。詳しいプログラムやワークショップのスケジュールは、Gulf Photo Plusのサイトで確認できる。今月17日まで。