イタリアの高級自動車メーカー、フェラーリの旗艦店がドバイモールにオープン、同店は、同じくアラブ首長国連邦のアブダビ首長国にあるフェラーリ・ワールドに続く、世界で2番目に大きなフェラーリ・ショップだ。
今年3月にオープンしたミラノ店同様、ドバイモール店もイタリアを代表する建築家マッシモ・イオーザ・ギーニさんがデザインしる。店舗面積は800平方メートル。フェラーリのテーマカラーである赤を基調とした内装に統一し、す象徴的なエンブレム「キャバリーノランパンテ(跳ね馬)」を所狭しと配置する。
店に入りまず目を引くのが、2003年F1世界選手権参戦用に開発されたF2003-GAのレプリカカーだ。ミハエル・シューマッハさんがドライバーを務め、2003年第5戦のスペイン・グランプリから導入された同車の流線型のボディーの前は、訪れる客の撮影スポットにもなっている。ブリヂストン社のポテンザを装着し、車体の両サイドにはフェラーリ・レディを従えている。
店内には、アパレルからミニカーまで、多数のフェラーリグッズを取りそろえる。代名詞とも言えるぺブル底(Pebbled Sole=小さなゴム製の突起が付いた靴底)のドライビングシューズなどの商品をそろえるイタリアの老舗革製品専門店トッズや、スポーツメーカー・プーマとのコラボレーション商品が人気を博している。
店内奥には、子ども用のエリアも開設。子ども用の電動フェラーリや、ラジコン、子ども用アパレルなど並ぶ。9月には、F1シミュレーターを3台導入する予定で、大人も子どももサーキット・ドライブを経験できるようになる。180度に広がるHDスクリーンには、5つのサーキットを忠実に再現した映像が流れ、ドライバーの興奮を味わうことができる。
2014年に世界の観光名所で来場者数第1位を記録したドバイモールに、世界屈指のスポーツカーショップという新たな名所が加わった。