ドバイは英米式に倣い、毎年秋に新学年が始まり6月に終了する。今年は8月30日から新学年が始まり、年度末の夏休みを終えた子どもたちは新年度の準備を始めている。
街中の店は、「Back to School」のサインを続々と掲げ、文房具だけでなく、カバンや弁当箱から、歯ブラシ、iPadなどが対象商品として店頭に現れる。
ドバイでは、指定のカバンを採用している学校が少なく、児童は思い思いのカバンをもって学校に通う。人気はキャラクター物のキャリーバッグ。今年は、現在上映中のディズニー/ピクサー最新作「Inside Out(邦題、インサイドヘッド)」のセットが人気を集めている。
仏大手スーパー・カルフールでは、Inside Outの5点セット(キャリーバッグ、筆箱、弁当箱、水筒、保冷バッグ)を79AED(約2,700円)で販売している。女の子に根強く人気なのは、同じくディズニーの「アナと雪の女王」で、男の子は「カーズ」や「スパイダーマン」だという。
大手小売りチェーン店を多数展開するランドマーク・グループは、同社の運営するデパートメントストア・センターポイントで、Back to Schoolフェアを開催中。今年は、「Be A Star(スターになろう)」をテーマに掲げた。
アラブ首長国連邦では国民的スポーツがサッカーであることから、同店ではバルセロナやレアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドなど、欧州主要サッカーリーグの人気チームのグッズをそろえている。女の子向けには、ハロー・キティやバービー、おしゃれキャットのマリーなど、日本でもなじみのあるキャラクターグッズが並んでいる。
間もなく始まる新学年を前に、児童を対象とした商戦がますます過熱する。