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ドバイのアート街「アル・ザーカル・アヴェニュー」でアート・ナイト

アート・シーズンの幕開け

アート・シーズンの幕開け

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 ドバイの現代アート2015-2016シーズンの開幕を告げる「ギャラリー・ナイト(Galleries Night)」が、9月14日、ドバイの産業地区内にあるアート街「アル・ザーカル・アヴェニュー(Alserkal Avenue)」で開催され、多くの来場者でアート街が埋め尽くされた。

倉庫街を改造して作られたアート街

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 同アヴェニュー内の画廊は、15日から新作展示会をそれぞれ開始するが、それに先立って同イベントが開かれた。17時からのVIP内覧に続き、18時から21時までは、一般に開放された。参加した画廊数は14に及ぶ。

「アイヤム・ギャラリー(Ayyam Gallery)」では、ダマスカス大学(シリア)出身のヌール・バハジャットさんによる、初の個展が開かれた。大胆なタッチのポートレート作品を中心に、スケッチや画材の置かれた本人のアトリエも公開された。

 同アヴェニューで図書館と勉強スペースを提供する「A4スペース」は、オバマ大統領やムハンマド・ドバイ首長など著名人のポップな似顔絵を展示している。併せて、中央のスペースにはステージを作り地元で活動するミュージシャンによるライブ演奏も行われた。

 展覧会初開催の「グリーン・アート・ギャラリー(Green Art Gallery)」では、シリアの現代アートの巨匠エリアス・ザヤットさんの作品が並べられた。巨大なキャンバスに、古代遺跡パルミラの風景やそこに暮らす人々を色彩鮮やかなに描いた作品が印象的だ。

 8月末まで、ドバイの建設作業員のポートレート写真展を開催していた「ガルフ・フォト・プラス(Gulf Photo Plus)」は、フランス系イタリア人写真家マチルダ・ガットー二さんの15年に及ぶ写真展を開催。35カ国を周遊し、ケニア、エリトリア、レバノンの難民の女性を被写体に撮影した写真が飾られている。

 このほか、1948年以前にパレスチナで撮影された写真へのコラージュ作品や、イラクとシリアの日常を撮影した写真など、地域性を反映する展示が数多く見られた。

 同アヴェニュー全ギャラリー参加のイベントは14日のみ。15日以降は、各ギャラリーで新シーズンの展示が始まる。

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