原料にまでこだわり日本人職人が作ることでドバイで人気を集めた日本式パン店「ヤマノテ・アトリエ（Yamanote Atellier）」はローカルの人々からも人気が高く、10月1日、世界一の集客数を誇るドバイモールの地下フロアに2号店をオープンした。

一番人気のヤマノテ・クロワッサン

　テーマカラーのエメラルドグリーンを基調に爽やかな印象に仕上げた店内。中央にパンが陳列された棚を置き、両サイドにはテーブル席を配置した。

入り口近くに積み上げられているのは、同店ベストセラーの「ヤマノテ・クロワッサン」（14AED＝約430円）。丸い形のクロワッサンで、中央に正方形のクリームチーズを添え、カスタードクリームで味を付けている。

　1号店からの人気メニューに加え、新たにラインアップに加わった商品も多数用意。中東地域のデーツ（ナツメヤシの実）と日本の抹茶を融合させた「抹茶デーツ・パン」（14AED＝約430円）は、サクサクの食感にデーツの甘さと抹茶の風味が絡む。日本のアニメキャラクターの「アンパンマン」（1個13AED＝約400円）を模したパンも販売。あんこの代わりに、ヌテラ（チョコレートペースト）とキャラメルクリームが中に入っている。

総菜パンも種類を増やした。「ベジタブル・ブリオーシュ」（13AED＝約400円）は、ブロッコリーやカボチャ、チェリーをのせボリューム感のある一品。モッツァレラとチェダーの2種類チーズの香りが香ばしい「ヤマノテ・ピッツァ」（16AED＝約500円）は、バジルを添えて上品な味付けにした。

1号店からヤマノテ・アトリエに通う現地在住の女性は「品数が増えたのでいろいろ食べてみたい。ドバイモールにはよく来るので、買い物のついでに寄ることができてうれしい」と喜ぶ。

営業時間は10時～23時（木曜・金曜は24時まで）。