アラブ首長国連邦(UAE)は12月2日、44回目の連邦結成記念日およびハリファ大統領即位記念日を迎え、ドバイでもさまざまな行事やイベントが開催されており、前日の1日には、ドバイ政府の公式イベントがドバイ・デザイン・ディストリクトで催され、ドバイのハムダーン皇太子や王族、政府関係者、各国外交団などが参列した。
会場は、公式行事を行う特設水上ステージと、UAEの歴史や文化を体験できる、文化村の2つで構成。文化村では来場者がヘナアートや竹筆で書いたアラビア習字などを体験した。
公式行事は、UAEの国歌斉唱で幕を開けた。水上ステージには3カ所の水のスクリーンに映像が投影され、その前方でさまざまなショーが繰り広げられた。
建国の父ザイード元大統領の顔がスクリーンに映し出され、1971年当時の連邦結成の言葉の肉声が流れた。イエメンの内戦にUAE軍が従軍し戦死者が出ていることから、今年から新たに殉職者の日が設けられたこともあり、UAE軍の活躍をたたえる映像も流された。
馬の一団が水上ステージの上を駆け抜けたり、スクリーン後方では大量の花火が打ち上げられたりと、多くの仕掛けがなされ、祝賀ムードを盛り上げた。来場者にはUAEカラーのマフラーや記念バッジ、UAEカラーボックスに入ったチョコレートなどが進呈された。
UAEは1971年12月2日、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジュマン、ウムアルカイワイン、フジャイラの6つの首長国により連邦国家が形成された。翌1972年にラスアルハイマ首長国が合流し、現在の7首長国での連邦国家となっている。