ドバイ最古のショッピングモール、アル・グレア・センター(Al Ghurair Centre)に 11月21日オープンした日本式パン店「焼きたて(Yakitate)」(TEL 050-329-4262)は、年末を前にさまざまな新商品を開発し、ドバイに暮らす日本人をはじめ多くの人々の朝食のバリエーションを豊富にしている。
日本人パン職人が作るパンは当初70種類だったが、新しいアイデアを取り入れ、過去1カ月で新たに10種類以上のパンが誕生している。
子どもたちに人気のキャラクターのパンには、ヨモギ色の「抹茶カエル」などが新たに加わった。抹茶カエルは、抹茶パウダーを練り込んだ生地の中にカスタードクリームが入ったクリームパン。抹茶の風味が口の中に広がる。
「スウィートハート」は上から見るとハートの形になっている。とろける生チョコレートとイチゴが中に包まれた菓子パンで、スイーツとしても楽しむことができる。
お店のイメージにもなっている五角形の桜の花びらをイメージした「サクラパン」は、クルミがふんだんに使われたパン。クルミのサクサクした食感と、豊かな香りが特徴だ。
日本のパン店では定番の商品にも、バリエーションを凝らしている。コルネも種類が増え、ホワイトチョコレートを使った「ホワイトコルネ」が棚に並ぶ。巻き貝のような独特の形の菓子パンの中に、ホワイトチョコレートがぎっしり詰まり、外側もチョコレートコーティングされたものだ。
開店から強い人気のメロンパンも、アールグレイの茶葉をまぶした新しい味が登場。紅茶に使われるかんきつ系の茶葉が、メロン風味のパンを爽やかに包み込む。
店主のアハメドさんは「多くのお客さんに来てもらっているが、繰り返しきていただく皆さんに飽きが来ないように、シェフと一緒に新しい商品をどんどん開発していきたい」と意欲的だ。
店内のレジ上の壁には、日本人の筆文字アーティスト石田皓太さんによる「焼きたて」の書が掛けられた。クリーム色の和紙に描かれた文字が、日本の雰囲気をより一層作り出す。
営業時間は8時30分~22時。