ドバイ中心地のダウンタウンで8月31日、3年間の建設期間を経て、ドバイの音楽歌劇場「ドバイ・オペラ(Dubai Opera)」がオープンする。
世界中から観光客が行き来するドバイの中心地に建つ同施設は、アラビア湾を渡る伝統的な木造船「ダウ船」の形をイメージした外観を呈す。ホールの収容人数は2000人。184人が座れる31のプレミアム・ボックス席も設ける。
ドバイのエンターテインメント界に歴史的な一歩を刻むドバイ・オペラのこけら落としのステージには、世界三大テノールの一人、プラシド・ドミンゴ(Placido Domingo)さんが立つ。トリエステのジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団との共演で行われるコンサートは数カ月前に全席完売となり、期待が高まっている。
その後も多くの演目を予定。ドミンゴさんと並び三大テノールの一人、ホセ・カレーラスさんも、最後のワールド・ツアーの一環で10月に訪れる。
そのほか、ビゼー作曲の「真珠採り」(9月1日、3日公演)やバレエの「ジゼル」(9月16日)、クラシックからヴィヴァルディ作曲の「四季」(10月11日)など。11月には、史上最長ロングランを記録したヴィクトル・ユゴーのミュージカル「レ・ミゼラブル」、来年2月には「ウエスト・サイド物語」の公演も決定している。
詳しい演目や料金などの詳細はホームページで確認できる。