今年21回目を迎える冬季限定世界博「グローバル・ビレッジ」の「極東パビリオン」で12月14日、グランドオープンを祝うセレモニーが開催され、パビリオンを運営するElectro Med社のほか、関連する日本企業関係者らが参列した。
グローバル・ビレッジは、毎年開催される期間限定遊園地。世界各国のパビリオン、遊園地、飲食エリアなどで構成されており、冬のドバイの風物詩となっている。今年は11月1日に開会し、来年4月まで約160日間営業する。
今期は世界各国から30のパビリオン、75カ国が出展。日本はフィリピンやインドネシア、韓国と同じ「極東パビリオン」に入っている。パビリオン内には40店舗が設けられ、うち14店舗は日本関連。
ドバイで食品を中心に日本商材を専門に販売するスーパー「Deans Fujiya」のスタンドでは、日本のお菓子やカップラーメン、調味料が棚に並ぶ。食品専門商社「Indoguna」のスタンドでは、12月にアブダビで開催された食の展示会SIALで入賞した磯駒海苔(のり)社の紅芋ラテなどが販売されている。
18時過ぎから始まった「極東パビリオン」のオープニングセレモニーでは、鳥居の形をしたメインゲートでのリボンカットに続き、日本人演舞者によるなぎなたや、初音ミクの「千本桜」に合わせたダンスが披露された。
「極東パビリオン」を運営するElectro Med社のオマール・アルタハ代表は、「パビリオンでは各国の伝統文化を反映しているので、ぜひ見に来てほしい。日本が大好きなので、来年は日本企業の出展社を増やし、単独の日本パビリオンを作りたい」と話す。
極東パビリオンには日本人スタッフも駐在。和服に身を包んだ女性が、書道や茶道のパフォーマンスを行うなど、日本文化の発信に努めている。
グローバル・ビレッジの営業時間は16時~24時(木曜、金曜、祝日は翌1時まで)。入場料は15ディルハム(約450円)~。来年4月8日まで。