ドバイのマディナ・ジュメイラなどで行われていた第13回ドバイ国際映画祭が12月14日、大ヒットSF映画「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のUAEプレミアの上映をもって閉幕した。
世界55か国から156本の作品が出展した今年の同映画祭。うち57本はワールドプレミアとなった。
同国際映画祭の主要受賞作品は以下の通り。最優秀フィクション賞(Best Muhr Fiction Feature)=The Dark Wind(イラク、ドイツ、カタール)、最優秀ノンフィクション賞(Best Muhr Non-Fiction Feature)=A Maid for Each(レバノン、フランス、ノルウェイ、UAE)、最優秀監督賞(Muhr Feature Award - Best Director)=Mohammed Hammad(作品Withered Green)、最優秀俳優賞(Muhr Feature Award - Best Actor)=Ali Sobhi(作品Ali, The Goat, and Ibrahim)、観客賞=Heartstrings(フランス)。
12月9日には、ハリウッド俳優のサミュエル・L・ジャクソンさんによるトークイベントも開催され、自身の俳優としての経験や、出演した「ジャッキー・ブラウン」や「キル・ビル」などの監督であるクエンティン・タランティーノさん、米大統領選挙などについて語った。
最終日には、UAEプレミアとなる「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」が上映され、会場となったマディナ・ジュメイラでは、ダースベイダーやチューバッカなど「スター・ウォーズ」シリーズの登場キャラクターに扮(ふん)した来場者も訪れた。
日本からは、是枝裕和監督、阿部寛さん主演の「海よりもまだ深く」が12月9日に、現在公開中の新海誠監督のアニメーション作品「君の名は。」が12月9日と12月14日に、それぞれMall of the EmiratesのVOX Cinemaで上演された。
最終日上演の「君の名は。」のチケットは売り切れで、現地在住日本人やUAE人などで会場は満席となった。
第14回開催となる2017年のドバイ国際映画祭は、12月6日~13日の日程で行われる予定。