日本から遅れること5時間、ドバイの2017年は街全体を照らす花火とともに華々しく幕を開けた。
2010年の開業以来、毎年、ブルジュ・ハリファでは新しい年の始まりを無数の花火で祝っている。今回も世界一高いタワーから放たれる花火を見に、多くの人々が周辺地域に押し寄せた。
ブルジュ・ハリファとそれを囲むダウンタウンエリアは18時以降交通規制がなされ、メトロの駅も閉鎖されたことから、夕方から周辺地域には新年を待ち構える人々が次々と集まっていった。
日付が変わるとともに、ブルジュ・ハリファの周辺22カ所のビルなどから色とりどりの花火が次々と放たれる。ブルジュ・ハリファの側面から飛び出す花火は、放物線を描きながら夜空に消えていった。
音楽に合わせ、ブルジュ・ハリファの壁面には新年を祝賀する文字が投影された。
「7つ星ホテル」ブルジュ・アル・アラブと、周辺のリゾート施設マディナ・ジュメイラ、ジュメイラ・ビーチ・ホテルでも、年明けとともに12分間の花火が行われた。
ビーチ沿いでは、ヤシの木型の人工島パーム・ジュメイラの先端に位置するアトランティス・ホテルでも花火が上がり、アラビア湾には光の輪が映し出された。
冬季限定遊園地グローバル・ビレッジや観光地ジュメイラ・ビーチ・レジデンスなどでも花火が上がり、ドバイの空は花火の光に覆われた。