中東で人気のヨックモックが2014年6月、新たに2店舗をオープンした。これで中東のヨックモックは13店舗になった。
新たにオープンしたのは、ドバイで古くから地域に密着したモール「Deira City Centre」と、アブダビ・ドバイに続く新たな首長国アジュマンのモール「Ajman City Centre」。両施設とも同じAl Futtaim Groupが経営する巨大ショッピングモールだ。
ヨックモックは2012年10月にアブダビかへ初出店して以来、世界最大のショッピングモール「Dubai Mall」や、ドバイの新しい試み「外を歩くモール」として開発された「City Walk」など各所に展開している。
人気の理由の一つとされるのは中東の慣習に従った売り方。アラブの富裕層はもてなしの文化があり、友人などを招く際はガラス食器にデイツなどのデザートを盛って、アラビックティーとともに振る舞う。
ヨックモックも日本と同様に箱詰めされたパッケージのほか、1台数万円以上のガラス食器に人気商品の「シガール」やクッキーを盛って、1セット数十万円の食器と菓子のセット販売も行っている。持ち込まれたガラス食器に、お菓子と飾り付けをするサービスも行う。
中東で日本の製菓は評判が高く、近年では北海道の生チョコレート「ROYCE」やシュークリーム「ビアード・パパ」がDubai Mallに展開している。
ヨックモックは年内に20店舗まで拡大し、他の中東諸国カタールなどへの出店も視野に入れている。