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ラマダン中のUAEの交通事故傾向発表 国籍別加害者ではインド人が最多

昨年はラマダン期間中に1800件余りの事故が発生

昨年はラマダン期間中に1800件余りの事故が発生

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 アラブ首長国連邦(UAE)の交通安全ポータルサイト「Road Safety UAE」と保険会社「QIC Insured」「Gargash Insurance Brokers」が昨年のラマダンの事故統計から傾向を検証し、最も危険な時間帯は9時~10時だと割り出した。

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 3社は、昨年のラマダン中にUAE国内で発生した1845件の事故傾向を精査。最も事故が発生しているのは、9時~10時で全体の16.1%となった。次いで11時~12時の14.9%、10時~11時の14.6%と、午前中に交通事故が多く発生する結果となった。曜日別では水曜が最も多く、土曜、木曜と続く。

 事故の加害者で最も多い国籍は、全体の39%を占めたインド人で、次いでパキスタン人(15%)、UAE人(11%)、エジプト人(7%)だった。男女比では82%が男性、年齢別では40歳以上が31%と最も多かった。

 UAE内務省交通調整局によれば、2016年の交通事故件数は4788件。このうち、ラマダンの30日間に発生した事故件数は1845件と、一月で全体の39%を占めた。昨年1年間での交通事故による死亡者数は725人に上っている。

 UAE国内の10万人当たりの交通事故死亡者数は6.1人。日本の警察庁発表の統計では同3.07人となっており、10万人当たりの交通事故死亡者数は日本の倍となっている。

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