3月11日、ドバイ全域は朝から砂嵐に見舞われた。視界は悪くなり、車を運転していると数メートル先のトラックさえも見えないほどだった。
ドバイでは季節の変わり目に度々砂嵐が訪れる。3月11日現在のドバイの気温は最高気温28度、最低気温21度と例年に比べ涼しい気候となっているが、砂嵐の到来により今後、日に日に夏に近づくことが予想される。
ドバイ政府(Baniyas Road, Dubai)では、砂嵐による被害を軽減させるために予測アプリ「Najm Sohail」を昨年より提供している。開発と運営には、スロバキアのモニタリングシステムの構築を得意とする企業MicroStep-MISが参加。早期警告システムとして、48時間以内に砂嵐の発生をプッシュ通知機能やSMSで通知する。最大で2日先までの砂嵐を予測することができ、交通事故の防止やぜんそく、アレルギー患者への予防を目的としている。ドバイのもう一つの天災、霧の監視と予測システムを拡張して開発した。