ビジネスベイにあるドバイ日本人学校で11月17日、秋祭りが開催され、児童の保護者だけでなく、ドバイに住む日本人、日本好きの外国人などにも一般公開された。
ドバイ日本人学校は、1980年に日本人会が設置した在ドバイ日本国総領事館付属の全日制私立学校。現在約3000人の日本人がドバイで暮らしているが、多くは日系企業の駐在員とその家族。任期終了後に別の国や日本への帰国をするため、多いときには3分の1程度の生徒が入れ替わる学期もあるという。
将来的に日本に帰国し、日本の教育を継続して受ける目的で、日本の教育制度に沿った勉強ができ、ドバイならではの英語やアラビア語の授業も受けられるのが特徴。現在は約110人の小中学生の児童が通う。2016年4月からは日本人幼稚園も隣接されている。
秋祭りでは、日本から取り寄せた抹茶やいちごのシロップを使ったかき氷や、中庭で行われた餅つき大会のつきたてのきなことあんこのお餅が販売された。日本食レストラン弁当屋やTOMOのお弁当、ヤマノテアトリエのパンなど、ドバイで人気のある日本食店も集まった。
手作りのおみこしは、ドバイらしくアラビックティーのポットや国鳥であるタカの模様が入った、金と銀のものが用意され、幼児たちの元気な掛け声とともに校内を盛り上げた。体育館では、日本人会野球部、バスケ部の人々が児童向けにストラックアウトなどのゲームを行い、子どもが中心となって楽しめるお祭りとなった。
ハイライトは、児童による南中ソーラン。世界一高いビルブルジュ・カリファを背景に踊る姿は、来場者を感動させた。