ドバイの巨大屋外庭園「ミラクルガーデン(Miracle Garden)」が5月12日、今期の営業を終了した。6度目の開園となる今回の営業期間は2017年11月7日~2018年の4月30日を当初予定していたが、約2週間延長して幕を閉じた。
ミラクルガーデンは7万2000平方メートルの敷地に4500万本以上の花が咲く屋外庭園。植物園とは違い、ピラミッド型やアーチ、城などのさまざまなモチーフに造園された花々を見ることができる。今年のテーマは「ヒマワリ」。園内にはたくさんの黄色いヒマワリが咲き、世界中から集まる来場者の目を楽しませた。
今年の目玉となったのが、植物で造られた世界最大の像として今年2月25日にギネス世界記録に認定された18.6メートルのミッキーマウス。ミッキーマウスの生誕90周年を祝って造られた像の製作には45日間を要し、10万本の花の苗が使用され、デザイナーや作業員など総勢100人が作業に携わった。総重量は35トンにもなる。
同園には2016年に同じくギネス世界記録に認定された、植物で造られたエミレーツ航空のA380の航空機も展示された。A380の制作には50万本の花の苗が使用され、満開の際には5億輪近い花々が咲き乱れた。
ミラクルガーデンを手掛けるシティランドグループ(Cityland Group)は現在、世界初の植物と融合したショッピングモール「シティランドモール」の建設を手掛けている。同モール内には350以上のファッションブランドなどのショップや75以上のレストラン・カフェ、12個のスクリーンを備えた映画館などの商業施設と共に、巨大な緑の庭園がモールの中心に造られる。ミラクルガーデンと共に、砂漠の地ドバイでの緑の憩いの場を目指す。