欧州を中心に世界中からクラバーたちが押し寄せることで有名なパーティーアイランドのイビザ島。アラブ首長国連邦(UAE)では、それに対抗してパーティーアイランドを作るため、Ras Al Khaimahに巨大な人工島を建設中と発表した。
約2万人が滞在可能となり、2つのメガクラブ、4つのビーチクラブ、5つのホテル、そして100店を超える飲食店がオープン予定。ドバイより車で40分ほどの場所にあるため多くの訪問客が見込まれ、2018年の完成が予定されている。
ドバイでは政府が発行するライセンスなしのアルコールの販売や飲酒が禁止されているが、Ras Al Khaimahでは規制がないため自由に楽しむことができる。また、居住エリアがないため、騒音問題を気にせず24時間楽しめるのも特徴。イスラム教が多い国としては非常に珍しいが、海外からさまざまな企業や人を呼び込むための施策だ。
この大規模な開発プロジェクトはAl Marjan Island developmentが 10億米ドルを投じて進めており、4つの島のうちの1つがパーティーアイランドとなる。セールスマーケティングディレクターのGeorge Saadさんは「新たなイビザ島をここに作り、世界中の人々が集まり、ホテルに泊まりビーチのクラブで楽しめるようにする。さらに、Burning Man(アメリカの大規模なアートイベント)のようなアトラクションやパーティーイベントも開催したい」と意気込む。
2020年の万博の一足前に世界中から多くの観光客を呼び込むことになり、経済効果も期待できそうだ。