中東最大となるアニメ・漫画などの祭典「Comic con(コミコン)」が3月5日~7日の3日間、ドバイで開催された。
アニメなどの大衆文化などのコンテンツが集まる大規模イベント「コミコン」は、毎年各国の都市で開催。ドバイでの開催地はUAE最大の展示会場となる「Dubai Word Trade Center」。来場者は毎年5~6万人を記録しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で前年度よりも来場者は少なかった。
出店者は、フィギュアやキーホルダーなどのグッズを扱う企業をはじめ、自作の絵やアニメグッズを販売する個人事業主、現地の玩具販売会社「otaku me」や日系企業の「紀伊國屋」、「富士フィルム」など。
アニメ好きや、キャラクターになりきりコスプレを楽しんでいる人たちも来場し、UAEを中心に、ベルギー、ハンガリー、オーストリアなどのヨーロッパ圏や、南アフリカ、エジプトやヨルダンなどからの来場者の姿も見られた。
現地玩具販売会社「otaku me」の蜷川美峻さんは「日本のアニメである『グレンダイザー』は過去アラビア語の翻訳で放送されていたこともあり、日本のアニメ文化が広がりつつある」と話す。2019年4月から日本でアニメ放送された日本の人気アニメ「鬼滅の刃」の人気も高い。