ドバイ市が新テーマパーク「ミニ・ワールド・パーク」の建設を予定している。
世界中の有名なモニュメントと世界遺産などのレプリカを展示する同施設。地元メディアによると、「建設する場所は現在検討中で、決まり次第建設を始める」と「エキスポ2020」前の完成を目指す。アラブ圏では同様のテーマパークは初めて。
ビルでは、 ブルジュ・ハリファ、ブルジュ・アル・アラブ、ニューヨークのエンパイアステートビル、中国の広州塔(canton tower)、トロントのCNタワー、マレーシアのペトロナスツインタワーなどを予定。
歴史建造物では、エジプトのアブシンベル神殿とピラミッド、中国の万里の長城、メキシコのアステカ寺院、ローマのコロッセオ、アテネのアクロポリス、イングランド南部のストーンヘンジ、ヨルダンのペトラ、アルジェリアのティムガッド遺跡などを予定。
天然記念物はイラクのバビロンの空中庭園、オーストラリアのウルル(エアーズロック)、レバノンのラオウチェロック、アメリカのラシュモア山、ナイアガラの滝などを予定。
同施設を訪れるビジターは、一度で世界の有名な建造物を観光し、学ぶことができるのが最大の特徴だ。
併せて、アラジンとシンドバッドの物語をモデルとしたアラジン市との開発も始まる。アラジン市はドバイ・クリークの上に3つのタワーを造る計画で、450メートルが架空の橋につないでいるデザイン。このタワーはホテルと商業スペースから成る。橋の形状は龍や蛇のようなエキゾチックなデザインで最も高いタワーは34階。他は26階と25階で、900台の車を収容する駐車場も完備。
2020年のエキスポに際して多くの旅行客が来場する見通しで、他のホテルやレジャー、ショッピング、レストランと商業施設の建設ラッシュが続きそうだ。