4月30日からJumeirah Beach Residence(以下、JBR)地区で開かれていた野外イベント「Street Nights JBR」が5月9日、閉幕した。
英語とアラビア語を交ぜたスプレーアートをライブペイントで披露
Street Nightsが行われるのは3回目で、過去2回は倉庫が並ぶAl Quaz(アルコーズ)地区が開催地となっていたが、今回初めてJBR地区での開催となった。会場となったJBR The Walkは、MASATグループが手掛ける遊歩道。アラビア湾の美しいビーチや、ヒルトン、リッツ・カールトンなどの高級ホテルに囲まれ、カフェやレストラン、映画館やアパレルショップが並び、観光客も住民も昼夜問わず集まる地区だ。
Street Nightsは、洋服やアクセサリー、絵画などの自主制作作品が販売できる出店ブースと、スプレーアーティストのライブペイントやDJのパフォーマンスなどを楽しめるアート・ミュージックブースに分かれている。屋台や移動販売車でサンドイッチやコーヒー、デザートなどを提供する飲食店も充実。中でも注目されていたのは天然果汁を使ったアイスで、日中は40度前後の気温となるため、冷たいアイスやジュースに人気が集まった。
パレスチナ出身のユダさんは、アラブの宗教服カンドゥーラ(白衣装)とともに身につけるクドゥラ(頭にかぶる布)をリメークした女性用のベストやシャツを販売。普段はインスタグラムを使って作品を紹介し、金曜午前に緑地公園Safa Parkで行われるフード・クラフトマーケット「Ripe Market」などでも販売を行っている。彼女は、母国語であるアラビア語を表現した刺しゅうを服のデザインにも取り入れており、JBRに集まる欧米人にも人気のブースとなっていた。