ドバイのメイダン競馬場で3月26日、優勝賞金600万ドル、総賞金1,000万ドルの世界最高賞金を誇る国際競馬の一大イベント「DUBAI WORLD CUP(ドバイWC)」が開幕する。
ドバイWCも含め8つの重賞レースが行われ、日本からも同レース出走のホッコータルマエのほか、ドバイWCの前に行われるGIドバイシーマクラシックに出走する昨年の2冠馬ドゥラメンテなど10頭が参戦する。
日本馬は全馬17日にドバイ入りしており、それぞれ最終調整に入っている。3年連続のドバイWCとなるホッコータルマエは、前走川崎記念に勝利し、フェブラリーステークスを回避してのドバイ入り。23日にダートで最終追い切りを行っている。
23日に行われた枠順抽選会では8番枠に入った。12頭立てのレースでは、前評判の高いカリフォルニア・クロームが11番枠、ドバイの首長家マクトゥーム家によって運営されているゴドルフィン所属のフロスティッドは9番枠に収まった。
ドゥラメンテは、ドバイWC参戦のカリフォルニア・クロームと並び、国際競馬統括機関連盟(IFHA)のロンジン・ワールド・ベスト・レースホース・ランキングで現在の世界最高レーティング121ポンドを獲得している。ドバイシーマクラシックでは、同じく121ポンドのポストポンドとの頂上対決となる。
ドゥラメンテは、23日にメイダンの芝コースで最終追い切りを行った。枠順は4番に決定し、ライバルとなるポストポンドは7番からの出走となる。そのほかの日本馬は、ジャパンカップ2着のラストインパクトが1番、2014年のダービー馬ワンアンドオンリーが5番に入った。
日本馬は、過去に2001年のステイゴールド、06年のハーツクライ、14年のジェンティルドンナと3頭が同レースを制している。ドゥラメンテは、ドバイの後には凱旋(がいせん)門賞も視野に入れており、世界初挑戦の今レースにも期待がかかる。
ドバイの幹線道路沿いにも大型の看板が掲出され、メイダンに続く道路には道路標識が設置され始めた。ショッピングモールでは、会場を彩る女性用の帽子販売コーナーが設置されるなど、ドバイWCデーを盛り上げる雰囲気が高まっている。
各レースの時間や入場料は、ドバイ・レーシング・クラブのホームページに掲載する。