ドバイの多目的商業施設シティ・ウォークに9月中旬、チョコレート専門ブティック「ブティック・ル・ショコラ(Boutique Le Chocolat)」がオープンした。
19世紀のチョコレート工場をイメージしたという同ブティックには、チョコレートの本場欧州をはじめ、世界各国の有名ショコラティエのブランド約30店が集まる。青木貞治さんの「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」や、辻口博啓さんの「ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ」ら、日本人パティシエ・ショコラティエの商品も販売する。
カカオの香り豊かな店内で目を引くのは、チョコレートで作られたドレスやハンドバッグ。ドレスはブティックの専属パティシエが1週間かけて製作。背中のファスナーや花のコサージュまでチョコレートで再現した。ホワイトチョコレートで作ったクラッチバッグ(750AED=約2万2,500円)、キルティング風の質感で金のチェーンをあしらったハンドバッグ(1,500AED=約4万5,000円)は商品として販売する。
パティスリー・サダハル・アオキ・パリのショーケースには、色とりどりのボンボンショコラが並ぶ。販売する12種類は、カフェやキャラメル味などの定番に加え、和のテイストを加えた抹茶の香り立つバンブーや黒ごまのセザム、ビビッドな黄色を配したユズなど。ル・ショコラ・ドゥ・アッシュでは、13種類のチョコレートと7種類のバーを販売。抹茶玄米やヨモギ抹茶のほか、ほうじ茶そば、納豆など特徴的な味も用意する。
チョコレートの本場ベルギーからは、元製鉄メーカーのエンジニアという異色の経歴を持つショコラティエ、ブノワ・ニアンさんの「サロン・デュ・ショコラ」をセレクト。ミシュラン星付きレストランでも提供されるチョコレートを販売する。フランスからはリオンが誇る世界的ショコラトリーの「ベルナシオン」や1827年創業の老舗「ボワシエ」、スイスからは食用ゴールドを配した世界一高価なチョコレートを扱う「デラフィー」などもそろえる。
営業時間は10時~22時(金曜、土曜は24時まで)。