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ドバイでハラル高級和牛の販路開拓 オーストラリアWAGYUに勝てるか

提供されたハラル高級和牛 現地バイヤーも興味津々

提供されたハラル高級和牛 現地バイヤーも興味津々

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 ドバイの日本食スーパーマーケット「グルメ屋」(Financial Centre, Sheikh Zaied Road, Dubai)で6月4日、ハラル高級和牛の試食会が行われた。

肉の品定めをするバイヤー

 イスラム法において合法なものの事をハラルといい、非合法なもののことをハラムという。イスラム法の下では豚肉を食べることは禁じられているが、その他の食品でも加工や調理に関して一定の作法が要求される。豚肉以外の鶏肉や牛肉についても、食べた餌がハラルであることはもちろん、食肉解体の方法についても規則を順守したものでなければならない。

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 イスラム教国であるドバイでもハラルであることが必要とされる。ケンタッキーフライドチキンやマクドナルドで使われる材料についても、ハラルであることが明記されている。スーパーマーケットではオーストラリア産のブランド牛肉「WAGYU」が広く流通しているが、日本産の和牛とは異なった赤身の肉がほとんどだ。

 今回、試食会で提供されたハラル高級和牛は、ドバイでも認められたハラル認定を取得済み。サーロインやリブ、などさまざまな部位を用意し、高級ホテルの購買担当などのバイヤーを招待して開催。ドバイで調理人として活躍する小野寺達明さんが調理を担当した。

 会場となったグルメ屋は、ドバイの中でも数少ない日本食スーパーマーケット。隣接している姉妹店の弁当店は1997年に開店した日本食レストランだ。シェイク・ザイード・ロード本店以外にも、日系企業も多く入るJebel Ali Free Zone(JAFZA)や、ディラ地区にも店舗を置くチェーン店である。

 牛肉を用意したJASAコーポレーションにとって、中東地域での展開は今回が初めてとなる。会場で現地協力会社JTC社のスタッフとともに、訪れたバイヤーへ営業した、同社の宮本雄一郎さんは「持ってきた日本産の牛肉の味については高評価を頂き、心強く思った。一方、価格面での課題もあるので他の和牛ラインアップも検討しながら、有効なお客さまと商談を進めていきたい」と意気込みを見せた。

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