昨年より始まった、ツアー・オブ・カタールとツアー・オブ・オマーンに続く中東第三のレース「ドバイツアー」が今年は2月4日より開催される。
ドバイツアーはUCI(国際自転車競技連合)アジアツアーに組み込まれており、今年もUCIワールドチームが10チーム、UCIプロフェッショナルコンチネンタルチームが4チーム、それに地元のUCIコンチネンタルチームとナショナルチームが1チームずつ出場する。昨年の総合優勝者はタイラー・フィニー選手(BMCレーシング)でマルセル・キッテル選手(ジャイアント・シマノ)が残りの平坦ステージで3勝した。
今年も昨年同様4つのステージに分かれてレースが行われる。アラビア湾沿いを通るジュメイラロードや、ハッタの山岳地域がコースに組み込まれ、最終レースは世界最高の高さを誇るブルジュ・ハリファがゴールとなる。タクシーのボディや街中のフレッグでドバイツアーの広告が多く見られ、レースの際はそれぞれ幹線道路を封鎖して行われ、ドバイの強力なバックアップがあるからこそ行えるレースとなる。
目玉の一つは、個人総合時間賞、ポイント賞、新人賞、中間スプリント賞に与えられるチャンピオンジャージーのデザイン。昨年はヴェルサーチのデザインだったが、今年は自転車好きでも知られるポール・スミスさんがデザインを手掛けた。アラブ首長国の国旗カラーをイメージした赤、白、緑、黒が用いられている。また昨年の表彰式にはドバイの王族とともに、サッカー界のスター、マラドーナ選手がゲスト参加していたため、今年はどんな世界の大物ゲストが来るのかにも注目が集まっている。
開催日程は以下の通り。2月4日=第1ステージ(ユニオンフラッグ・ステージ/145キロ)、同5日=第2ステージ(パーム・ステージ/185キロ)、同6日=第3ステージ(デザート・ステージ ドバイ・ハッタ・ダム/205キロ)、同7日=第4ステージ(ブルイ・ステージ/128キロ)。