メイダン競馬場で3月26日、世界最高賞金を誇る競馬の祭典「DUBAI WOLRD CUP(ドバイWC)」を含むドバイ国際競争9レースが行われ、日本馬は2レースで優勝した。ファッションショーや、ジャネット・ジャクソンさんのコンサートなども開かれ、ドバイの夜を華やかに盛り上げた。
日本馬は総勢10頭が挑戦し、第4レースのUAEダービー(GII)に出走した武豊騎手騎乗のラニと、第7レースのドバイターフ(GI)で鞍上(あんじょう)にライアン・ムーア騎手を迎えたリアルスティールが、それぞれ優勝した。UAEダービーの日本馬優勝は初。ドバイターフは、2007年のアドマイヤムーン、2014年のジャスタウェイに続いて、日本馬は3度目の優勝となった。
第8レース、ドバイシーマクラシック(GI)は、昨年の日本クラシック2冠馬ドゥラメンテと、英国馬ポストポンドによる、世界ランク1位同士の注目の対決となった。
ドゥラメンテは、出走直前に右前脚の蹄鉄(ていてつ)が外れるというアクシデントが発生。そのままレースに臨んだが、最終コーナーで先に抜け出したポストポンドをとらえられず、2馬身差の2着でゴール板を駆け抜けた。
最終レースは、総賞金1,000万ドルのドバイWC。プリンスビショップの2着に敗れた昨年から雪辱を果たそうと臨んだカリフォルニア・クロームが、2着に3と4分の3馬身差をつけて圧勝。他を寄せ付けない強さを見せ、優勝賞金600万ドルを手にした。
会場では、高級車ジャガーによるファッションコンテストが開催され、華やかな衣装に身を包んだ来場者がファッションセンスを競い合った。男女それぞれのベストドレッサー賞や、ベストカップル賞などが選ばれ、優勝者にはジャガーF-Typeクーペの6カ月レンタルなどの商品が贈呈された。
ドバイWC終了後には、米国の歌手ジャネット・ジャクソンさんのライブが行われ、最新アルバム「Unbreakable」の収録曲の他、「Control」「Come Back To Me」「Rhythm Nation」などヒット曲を披露した。