ドバイのインターコンチネンタルホテルで11月22日、日本の政策金融機関である国際協力銀行(JBIC)ドバイ事務所が開設10周年記念のイベントを開催した。
来賓のムハンマド・ビン・ハリファ・アル・ハリファ・バーレーン石油大臣やドバイ国際金融センターのイーサ・カジム総裁のほか、藤木完治駐UAE大使、道上尚史駐ドバイ総領事、駐ドバイの日系企業関係者ら約150人が参加した。
開会のあいさつに立ったJBIC近藤章総裁は参加者への感謝を述べ、資源確保の取り組みなどのJBICの事業や、医療・農業分野など今後進めていく取り組みなどについて説明した。
続いて登壇したムハンマド・バーレーン石油大臣は祝辞を述べ、JBICドバイ事務所との友好的な関係などについて語った。JBICはバーレーン石油公社向け環境改善機器輸出案件や、アルヒッド発電・淡水化プロジェクトへの融資実績があり、2009年には戦略的パートナーシップのための覚書を締結している。
その後、藤木大使やイーサ総裁らのあいさつが続き第1幕が終了。第2幕は、ナセル・サイディ博士、 藏元正隆丸紅中東・アフリカ支配人らが中東情勢の展望やエネルギー事情などについて講演した。
閉会のあいさつには玉木直季JBICドバイ事務所首席駐在員が立ち、「過去の10年同様、今後も中東各国と良い協力関係を築いていきたい」と述べた。
2006年に開設したJBICドバイ事務所は、中東北アフリカの16カ国1地域を管轄している。