天皇陛下が83回目の誕生日を迎えられた12月23日、ドバイの「7つ星ホテル」ブルジュ・アル・アラブ(Burj Al Arab)の外壁全面に、日の丸とともに誕生日の祝賀メッセージが映し出された。
海に面する高さ321メートルの同ホテルはヨットの帆をイメージした形になっており、陸側の壁面の上部に日の丸が映され、続いてアラビア語、英語、日本語の順番で「天皇陛下83歳のお誕生日おめでとうございます」のメッセージが投影された。
アラブ首長国連邦(UAE)首相府によると、今回のメッセージはUAE政府によるもので、ブルジュ・アル・アラブにメッセージが投影されるのは特別なこと。
日本とUAEの友好と結束を示すもので、天皇陛下への敬意と、日本の国家的祝賀記念日をお祝いするという観点から実施された。
近年の日UAE関係では、2011年の東日本大震災発災の際に、ハリファ大統領、ムハンマド副大統領兼首相が天皇陛下にお見舞いの電報を送り、アブダッラー外務大臣らが駐UAE日本大使館を訪れ弔問記帳を行っている。UAEは同大震災の後、天然ガスの追加供給を通じ復興支援を行っている。
2014年2月には、天皇陛下は公賓として来日したアブダビのムハンマド皇太子と会見され、UAEの復興支援に対し感謝の意を述べられた。