サッカーW杯ロシア大会のアジア最終予選の対UAE戦が3月23日、敵地UAEのアル・アインで行われ、6大会連続6度目の本選出場を目指す日本代表は久保裕也選手、今野泰幸選手のゴールで2-0の勝利を収めた。
昨年9月に日本で行われたUAE戦では1-2と敗れており、予選突破を目指す上で負けられない戦いが続く日本代表。20日には登録25選手全員がアル・アインに集結し、大事な一戦に向けて調整を行っていた。
会場となったハッザ・ビン・ザイード・スタジアムは、湾岸地方の伝統衣装であるカンドゥーラを身にまとったUAEサポーターで埋め尽くされ、日本代表選手がボールを持つと容赦ないブーイングがスタジアムを包んだ。
完全アウェーの中、冷静に試合を進めた日本代表は、前半13分、右サイドの酒井宏樹選手からパスを受けた久保選手が、角度の無い位置からゴールを決めて先制。所属クラブで7戦5発と好調を維持するフォワードが、日本代表に勢いを与えた。
後半6分には、先制点を決めた久保選手からのパスを受けた今野選手が落ち着いてゴールに蹴り入れ貴重な追加点を挙げる。2年ぶりの代表復帰となった今野選手は、中盤の底で相手のチャンスの芽を摘み攻守に活躍した。
試合は、日本が2点のリードを守りきって勝利。アウェーながら会場の一角を青く染めたサポーターと、勝利のホイッスルを聞いた。
ドバイから訪れた日本代表のサポーターの一人は「見事な勝利。代表選手の体を張ったプレーに感動した。勝ってほしいと思い、声が枯れるまで応援しきった」と語った。