2020年に開催されるドバイ万博に向け、ユニホームデザインのコンペティションが8月29日から始まった。
アラブ首長国連邦(UAE)内のファッショデザイナーを対象に、2020年に開催されるドバイ万博のボランティアとスタッフが着用する3万着以上のユニホームのデザインを募集する。
ユニホームは実用的かつ、気候に対応できるデザインである必要があり、トップやボトム、ジャケットなどの洋服のほかに、ドバイならではの宗教を尊重した男性用の白装束「カンドゥーラ」や、女性用の黒装束「アバヤ」と「シェイラ」などもデザインの内容に含まれる。
ドバイ万博ではキーワードとして「持続可能」を掲げているため、素材についてもリサイクルや有機的な生地の使うよう呼び掛ける。
ドバイ万博人事・ボランティア担当のリタ・ペンティアドさんは「UAEデザイナーの才能を国際的に広げるチャンス。スタッフやボランティアが着用して、誇りと団結力を持てるようなユニホームを期待している」と話す。
最終選考は9月30日までに行い、3人の受賞者には5万ディルハム(約150万円)の賞金を贈呈する。
ドバイ万博開催期間は2020年10月20日~2021年4月10日。中東・アフリカ地域初の開催ということもあり、6カ月間で2500万人の動員を見込んでいる。