ドバイを縦断するドバイメトロが9月9日、開通9周年を迎えた。
現在はレッドラインとグリーンラインの2線で、49駅で運行する。車両には近畿車輛(東大阪市稲田上町)が使用されており、建設にあたっても日本企業の活躍が注目された。レッドラインは、世界最長の全自動無人運転の鉄道システムとしてギネスブックに登録されている。
ドバイ道路交通局(通称RTA)は、2020年までにさらに110キロメートル、2030年までに421キロメートルの拡大を予定しており、50台の車両を調達する。
工事中の新しい線「ルート2020」は、経由地点にドバイ万博開催地をはじめ、集合住宅地「ディスカバリー・ガーデン」「ドバイ・インベストメント・パーク」や、ゴルフ場を囲む高級住宅地「ジュメイラ・ゴルフ・エステート」などを含み、将来的にはアルマクトゥーム国際空港にも届く予定。
RTA理事長のマッター・アル・タイヤーさんは「ドバイメトロが9周年を迎え、ドバイのインフラストラクチャーの改善と拡大に向けて投資を行っている。ドバイ政府としてもインフラへの投資を重要視しているため、道路やメトロなどの交通インフラへの投資は1,000億ディルハム(約3兆円)に達している」と話した。