アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国で7月1日以降、レストランから、薬局、Eコマースの配送に至るまで、使い捨てのビニール袋1枚につき25フィル(約8円)の税金が課せられることになった。
2年後には、使い捨てのビニール袋をゼロにすることを目指している。
ドバイ省庁の執行委員会は、ビニール袋が分解されるのに400年かかると発表。レジ袋が環境に与える悪影響を軽減するには、さらに1000年の歳月が必要だという。アラブ首長国では、ビニール袋が原因で亀の86%、ラクダの50%が死亡していることも指摘されている。
隣国のアブダビ首長国でも2022年初旬、レジ袋を禁止する計画を発表した。アブダビ環境庁の統計によると、アラブ首長国連邦では年間110億枚のレジ袋が使われており、これは住民1人当たり1000枚以上、世界平均の約3倍に当たるという。
アブダビ環境庁は、レジ袋禁止令が2022年末までに施行される見込みだと述べている。