ドバイ交通局は、ジュメイラビーチリゾートの居住エリアの海岸沖に建設が進められているブルーウオーターアイランドに1億3,000万米ドル(=156億円)の予算をかけた橋の建設を始めたと発表した。
「ブルーウオーターアイランド」は、国営の不動産企業Meraas Holding社が16億米ドル(=1,920億円)をかけて開発中の新しい島。2013年2月に観光開発事業として承認された、ドバイ政府の開発プロジェクトの一つである。
目玉となるのは世界最大の観覧車「ドバイ・アイ」で、総工費約2億7,500米ドル(=330億円)で計画されている。完成時には高さ210メートルとなり、葛西臨海公園にある日本最大の観覧車「ダイヤと花の大観覧車」の高さ117メートルをはるかに上回る規模となる。
建設が始められた橋は、片側2車線の1400メートルに延びる道路と、日本ではなじみのないpersonal rapid transit(個別用高速輸送システム)の橋。既存のNakheel Harbour & Tower metro stationと接続され、「ジュメイラビーチリゾートとブルーウォーターアイランドをつなぐケーブルカーがこの橋の開発の柱となる」と、ドバイ交通局の会長Mattar Al Tayerさんは説明する。
ブルーウオーターアイランドには、小売店舗や5つ星ホテル、娯楽エリア、居住エリアなどさまざまな施設が建設され、年間で300万人の観光客を呼び込むと予想されている。