ドバイ・フェスティバル・シティーに8月25日、タピオカティーやお菓子を販売するChic Choux(シーク・ショック)の2号店がオープンし、日本のかき氷器を導入し、日本式のかき氷を提供する。
同店の1号店は同じくドバイのイブン・バトゥータ・モールにあり、オーナーのアハマド・ミルザさんが「アジアテイストのタピオカティーをドバイで販売したい」という思いから開いた。アハマドさんは「タピオカティーの文化は台湾を中心にアジアで始まって世界中に広がってきた。ドバイには到達しておらず、われわれはその文化を広めたいと思ってやってきた」と語る。
同店のタピオカティーは、マンゴーやレモン、ザクロなどのベースとなるフレーバーのジュースやお茶を選び、中に入れるトッピングに、さまざまなフルーツのタピオカやバジルシードを選択してドリンクを作る。売れ筋は、ライチやパッションフルーツなどのフルーツフレーバーの他、日本の抹茶を使用した抹茶グラニータも人気。抹茶はまだアラブ首長国連邦で一般的ではないため、味を控えめにしつつ、タロやマンゴー、パッションフルーツなどと合わせることで飲みやすくアレンジしている。
Chic Chouxではタピオカティーの他に、餅アイスやミニタイ焼きなど日本の味を楽しむことのできるメニューが充実している。それらに加え、2号店ではかき氷を提供。「抹茶を始め日本には素晴らしい飲食文化が存在する。おいしく、健康的でクオリティーの高い日本の味を手軽に楽しんでほしい。ふわふわなかき氷を始めるのもそうした想いから」とアハマドさんは語る。
「Kakigori」の名前で売り出されるのは、氷の上に緑茶アイスクリームや白玉、小豆がトッピングされたもので、日本の夏を想起する宇治金時のような味わい。小サイズ(20AED=約660円)から用意する。レインボーカラーの「Hawaian」は、複数のソースがかかっており、さまざまな味を楽しむことができる。
「遠くドバイに暮らす日本の皆さんにも、日本のかき氷を食べてほしい」とアハマドさん。まだまだ暑さ厳しいドバイで、暑さをしのぐ甘味の新スポットとして人気を集めそうだ。
営業時間は日曜~水曜が10時~22時。木曜~土曜日が10時~24時。