ダウンタウンのAl Manzil Souq内に12月23日、鎌倉に2店舗を構える国産ドライフルーツ専門店「鎌倉 茶近」の、初の海外進出となるドバイ店がオープンした。
「鎌倉 茶近」は、神奈川県を中心に飲食店22店舗を経営するエイト(近藤一美社長)の展開するドライフルーツの専門店。厳選した国産のドライフルーツにこだわっている。現在はソフト・オープニング期間であり、本格オープンは来年1月20日を予定している。
店内は、ドライフルーツの販売コーナーと喫茶スペースに分かれている。販売コーナーには、日本から直送のドライフルーツが試食付きで置かれている。レモンやブラッドオレンジなど、海外でもなじみの深いフルーツに加え、ゆずや河内晩柑、干し梅など和風のドライフルーツも店頭に並ぶ。
商品へのこだわりは商品説明にも表れている。和風の紙のパッケージに包まれたドライフルーツの横に添えられた商品説明には、産地の場所が記されており、国産への強い誇りが感じられる。干し梅の産地は和歌山、河内晩柑の産地は愛媛といった具合だ。
内装も木を基調とした重厚なつくりで、日本画の描かれた短冊や色紙、商品陳列に使うざるなど、細部へのこだわりが見える。
国内で飲食事業を行っており、喫茶コーナーの甘味も充実している。雪状のふわふわ氷に、選択したトッピングのムースがかかる「かき氷(Kakigoori)」は、クリームと抹茶の組み合わせで宇治金時が味わえる。「あんみつ(Anmitsu)」は、ミルクと抹茶2層のゼリーの上に、黄な粉と蜜のかかったわらびもち、バニラアイス、フルーツが載せられた一品。日本人の職人が作るスイーツは、まさしく日本の味だ。
ドバイ在住の日本人女性は「現地の友人へのお土産のバリエーションが増えてうれしい。かき氷がふわふわで本当においしかった」と語った。