今年4月にEmaar Propertiesが発表した「ザ・タワー(The Tower)」に関する追加情報が発表された。2020年完成予定の同タワーは、ブルジュ・ハリファの828メートルを100メートル超える高さになる。
ドバイのランドマークとなる2つのタワーのデベロッパー「Emaar Properties」のムハンマド・アル・アッバール(Mohammed Alabbar)会長は米CNNのインタビューに答え、10億ドル規模の同タワーの最高到達地点に加え、7月からの着工などについて語った。
同タワーは、ドバイ・クリーク南端のRas Al Khor地区の大規模プロジェクト「Dubai Creek Harbour」の目玉となる。同タワーを中心とする6平方キロメートルの中央エリアには、ホテルや商業施設が入居する。
新タワーのデザインは、スペインの建築家サンティアゴ・カラトラヴァさんによるもの。カラトラヴァさんは、アテネオリンピックのメイン会場や、ニューヨークの世界貿易センター駅の新駅舎などを手掛けている。タワーは太いケーブルで補強され、その容姿は「ほとんど宝石のよう(アッバール会長)」になる見込み。
展望デッキはタワーの頂上付近に作られる見込みで、360度パノラマビューを体験できる。バルコニーデッキも準備され、タワーを周回する予定。
Dubai Creek Harbourは、約680平方メートルの居住地区と、大規模な商業施設が入る複合エリア。合計4400室を提供する22のホテル建設も進められており、地域の一大開発プロジェクトとなる。