ドバイで10月9日、10億ドルを投じて実現したドバイの中心街に運河を通す一大プロジェクト「ドバイ・ウオーター・キャナル(Dubai Water Canal)」のオープニングセレモニーが行われた。
ムハンマド・ドバイ首長をはじめ、ハムダーン皇太子、マクトゥーム副首長らが参列。花火が夜空を明るく照らし、華々しいオープニングセレモニーとなった。
ドバイ・ウオーター・キャナルは、ドバイ発展の礎を築いたドバイ・クリークの南端からブルジュ・ハリファの南側を通過し、アラビア湾までをつなぐ運河。2013年10月の計画発表から、約3年で完成を迎えた。
拡張部分は長さ12キロにわたり、横幅最大120メートル、水深は6メートル。水上タクシーや観光船を通すことにより観光振興を狙う。運河沿いには遊歩道が設置され、レストランやカフェが建設される予定で、年間3000万人が訪れるスポットになると予想されている。
運河を通すことで、一部が橋状に改築された幹線道路シェイク・ザイード通りは、橋りょうから放水がなされ運河に流れ込む滝のようになっている。
プロジェクトに携わったMeydan GroupとMeraas Holdingは、いずれもドバイを代表するリーディング・デベロッパー。同運河が観光資源として、ドバイの発展に寄与することに期待を示している。