経済産業省は2月5日、ドバイ国際博覧会(万博)に出展する日本館についての基本計画を発表した。
ドバイ万博は、東京オリンピックと同年の2020年10月20日~2021年4月10日の173日間にわたって開催される。中東地域初の国際万博開催ということで、公式参加国182カ国をはじめとし、合計247の出展者と2500万人の来場者が見込まれている。
今回の日本館基本計画では、出展についての目標などが掲げられた。「中東をはじめとする国際社会における日本のプレゼンス向上」では、事前の調査でUAE在住者の日本への渡航や日本人との交流が少なく、実際の日本や日本人を知らないままに好意的なイメージを持っていることが挙げられたため、ありのままの日本の姿を発信し、より日本を好きになってもらい、日本に対する信頼を獲得することを目標に掲げた。
アラブ首長国連邦は中東地域だけでなく、アフリカ地域への入り口ともされ、「産業の振興」では将来有望な成長市場に、日本の産業の海外進出や展開を後押しする狙い。
「次世代を担う人材の活躍」では若手クリエーターに活躍の機会を提供することを挙げ、2010年の上海万博では日本パビリオンのロゴマークを若手デザイナーのデザインコンペによって決定した経緯などを踏まえ、取り組みが検討される。
具体的な展示内容などについては、日本貿易振興機構(ジェトロ)が今後検討する。