ドバイ・ワールドトレードセンターで2月7日~10日、ウェディングに関連した展示会「BRIDE Dubai」が行われた。
ウェディングドレスをはじめ、イブニングドレス、ウェディングケーキ、アクセサリーなどのブースが並び、ウェディングプラン会社なども出展した。
主催者によると、毎年来場者の80%以上は女性で、ローカルアラブ人が過半数となっている。女性の宗教服で黒い装束「アバヤ」の販売ブースも多くみられた。
注目を集めたのは「100万ドルの花嫁」と名付けられた巨大ウェディングケーキ。伝統的なアラブ女性をモデルにしており、白いドレスに髪の毛を隠すシェイラを着用している。クリームやマジパンで作られたデコレーションの中に、一つ20万ドル相当のホワイトダイヤモンドがちりばめられている。イギリスを拠点に活動するケーキデザイナーのデビー・ウィンガム(Debbie Wingham)さんが、5日間の製作期間を要したもので、約50キロのフォンダンアイシングと、約25キロのチョコレートを使ったという。
ブース出展したクリニック「コスメ・サージ(Cosme Surge)」は、サロンの宣伝として肌のチェックや抽選で割引券などが当たるキャンペーンを行った。エステティシャンのタマラさんは「UAEに住む人々も、結婚式の前にサロンやクリニックで心身を癒やす人が多い。最近は、結婚式前の施術をきっかけに、シミや皮脂などを改善するためにサロンに通う人もいる」と話した。
アラブ首長国連邦の首都アブダビでは、同イベントを5月9日~12日に開催。昨年の実績ではドバイ開催では来場者数の56%のローカルアラブ人だったのに比べ、来場者の81%がローカルアラブ人となっており、今年もローカルアラブ女性の賑(にぎ)わいが期待される。