ドバイ金融地区(Dubai Financial Centre、以下DIFC)のギャラリー「エンプティー・クォーター(Empty Quarter)」で1月16日、写真展「Geiko & Maiko of Kyoto」が始まった。
日本の文化をドバイでさらに発信したいと話すマネジャーのセバスチャンさん
外国企業のオフィスや金融機関が多く、外国人が集まるいDIFCには世界各国の高級レストランやアートギャラリーも並ぶ。
写真展を中心にアートやブランドの情報発信を手掛ける同ギャラリーでは、デザイナーや印刷工場と提携したイベントプロデュースを日々展開している。
オーストラリア出身の写真家ロバート・ヴァン・コエスベルトさんの作品を紹介すす同展。ロバートさんは京都を訪れた際に、道ですれ違った芸妓のあまりの美しさに衝撃を受け、アートプロジェクトを始めたといい、これまでに日本、中国、インド、ブータンなどで個展を開いてきた。
会場では、芸妓・舞妓の日常や練習風景の写真のほか、「かぐや姫」の物語をモチーフとした「The Tale of Princess Kaguya」も展示する。
同ギャラリー・マネジャーのセバスチャン・エビンガウスさんは「ロバートさんと同様、私も日本の文化をとても愛している。日本へはビジネスや観光で何度か訪れたこともあるが、美しい芸妓を直接見ることはできなかったと話す。
「日本の文化や風習は非常に興味深いが、まだまだ日本国外で情報が発信されることは少なく、知らないことも多い。芸妓・舞妓のように、日本を訪れても見ることのできない文化もある。今回の写真展ではドバイにいる人々に少しでも日本の美しい文化を知ってもらいたいとの思いで企画した。今後も日本の文化を発信していける場所を提供したい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~19時。金曜・土曜定休。3月16日まで。