ドバイ・ワールドトレードセンターで5月8日、中東最大の美容展示会「ビューティーワールド・ミドルイースト(Beauty World Middle East)」が開幕した。
23回目となる同展には、62カ国から昨年より多い1700を超える業者が出展。10日までの3日間で4万人以上の来場者を予定している。
ビューティーワールドは世界各国で開かれており、日本では東京、大阪、福岡で開かれている。ドバイ開催では、スキンケア用品・化粧品や美容機器、ヘア・ネイルケアやフレグランスに加え、今年はオーガニック商品の出展も増えた。
スキンケア用品エリアに出展したヒューマンリソースコミュニケーションズ(京都府京都市下京区)は、4回目の出展となる。同社取締役の正信美奈さんは「ドバイという場所で海外の人に商品を知ってもらい、帰国してから自国でも広めてもらうことを狙う意図もある」と話す。ドバイにはローカル会社を設立オリジナルブランドの化粧品「Nursery」の化粧落としやフェースマスクを展開し、ハイパーマーケットなどでの販売も行っている。
オーガニック商品エリアでは、アジアを中心に展開している豪州のオーガニック化粧品会社CANVAS社が出展。90%以上有機成分で作られているスキンケア用品を紹介している。ゼネラルマネジャーのエヴァ・レウンさんは「今後の欧州展開を視野に、まずは物流のハブであるドバイに着目した」と話す。
ブース出展のほかにも、会場内ではさまざまなイベントも開かれており、ネイル、ヘアカットやひげのシェービング技術を競うコンペティションなどが行われる。
美容ビジネス関係者のみ入場可能。5月10日まで。