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ドバイで断食月のスポーツイベント 子ども向け企画やプロジェクションマッピングも

アル・イスラミ社の自転車の力を利用したミキサーコーナー

アル・イスラミ社の自転車の力を利用したミキサーコーナー

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 ナド・アル・シバ・スポーツ・コンプレックス(Nad Al Sheba Sports Complex)で5月18日から、「NASスポーツトーナメント(NAS Sports Tournament, 以下NAS ST)」が開催された。

日本のラディックス社の次世代体感型ゲーム「サイバースタジアム」で遊ぶ子どもたち

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 同イベントでは、フットサル、バレーボール、バスケットボール、ランニング、自転車、パデル(ラケットスポーツ)、フェンシング、ナイト・チャレンジ(全長5キロの障害物レース)、柔術、3対3のバスケットボール10種類のスポーツの試合が行われる。入賞者には豪華な賞金や商品も授与されるため、注目をされている。オープニングセレモニーではドバイのムハンマド首長やハムダン皇子も参加された。

 開催期間は、ヒジュラ暦第9の月「ラマダン」となるため、イスラム教の人々は日中の飲食や喫煙を絶っているため、イベントの開催時間は断食を終え、お祈りをして、断食後の最初の食事「イフタール」を取った後の20時ごろからイベントは開始となる。

 各スポーツの試合以外にも、来場者向けの催しも行う。同会場内の礼拝堂「モスク」などの建物にはプロジェクションマッピングが行われ、建物の壁にイスラミックアートなどが映し出される。家族向けには、ポップコーンやハンバーガーなどの軽食フードコートも併設される。

 各企業などからは子どもも遊べる無料のアクティビティが提供される。精肉や青果などを広く扱う食品会社「アル・イスラミ(Al Islami)」社は自転車をこぐ力を使って、ミックスジュースを作れるブースを出展。子どもたちが、牛乳や果物を使ったジュースを作って喜ぶ様子が見られた。

 日本からはラディックス(東京都墨田区)は、ドバイでのパートナー企業「NSトレーディング」(台東区)とともに、次世代体感型ゲーム「サイバースタジアム」を設置。センサー技術とプロジェクションマッピング技術を使用しており、ブロック崩しやホッケーゲームで遊ぶことができる。ラディックス社の鵜月康行さんは「使い方がシンプルなので、子どもたちがすぐに夢中になってくれる様子が見られてうれしかった。体を動かして遊ぶことが特徴で、運動としても使える本製品を、今後は教育分野などにも結びつけて、身体と頭脳を鍛えるような遊びを提供していきたい」と話した。

 開始時間は20時。入場無料。6月5日まで。

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