昨年11月1日からドバイのザビール公園で開園している「Dubai Garden Glow(ドバイ・ガーデン・グロウ)」が5月31日、今期の営業を終了する。
47万5000平方メートルにもわたる巨大な公園の半分を利用して、今期は3つのテーマパークをい展開。ドバイ初となる氷のテーマパーク「Ice Park(アイスパーク)」は5000トン以上の氷を使い、世界中から集められた150人のアーティストたちが氷の彫刻制作に携わった。常時マイナス7~8度に保たれている会場内にはエミレーツ航空の航空機から、北極の動物、ドラゴンまでさまざまな氷の彫刻25点を展示する。
昨期から始まった「Dinosaur Park(ダイナソーパーク)」は今期も営業。ティラノサウルスやアパトサウルスをはじめ約100種類にも及ぶ巨大な恐竜のロボットが広い公園内に設置された。恐竜の誕生から滅亡までを知ることができる「ダイナソー・ラボラトリー」や、レプリカの恐竜の骨などが展示されている「ダイナソー・ミュージアム」なども併設し、子どもたちの学びの場ともなっていた。
メインとなる電飾の「ガーデングロウ」エリアでは、1000万以上のLEDが使われ、巨大なクジラも登場する「水中の世界」、ハート型のパネルがずらりと並ぶ「カラフルトンネル」、ドバイ在住のアーティストたちが手掛けたUAEで「勝利、栄光、愛」を指す親指・人さし指・中指を立てたハンドサインやアラビックポットとカップの並ぶ「マイドバイ」など、さまざまなテーマに形作られた像が照らされた。製作には100日を要し、500人以上のアーティストがデザインから製作までを担当。それぞれの像やパネルの製作にはリサイクルの生地計5トンが使われた。
ラマダン中の営業時間は6時30分~23時30分。ダイナソーパーク、ガーデングロウ、アイスパークの全テーマパークを回ることができるチケットは税別105ディルハム(約3,200円)。