2020年10月から開催されるドバイ国際博覧会(以下、万博)に向け11月25日、ドバイで日本政府の代表団による記者会見が行われた。
ドバイ万博は、東京オリンピックと同年の2020年10月20日~2021年4月10日の173日間にわたって開かれる。中東・アフリカ地域初の万博開催ということで、公式参加国182カ国をはじめとし、合計247の出展者と2500万人の来場者が見込まれている。
日本館の基本コンセプトでは、「地球交差点-出会う・共感する・そして動き出す-」をテーマに、永山祐子さんによる建築デザインが発表された。中東地域と日本の文化や歴史を象徴する幾何学模様が用いられた立体格子を採用。日本で古くから美意識の中で大切にしてきた「光と影」「水と風」が現代的に表現されたデザインとなっている。
建築のみならず、展示でもおもてなしや探索、共感ができるような体験型のものを予定しており、伝統工芸と先端技術を体験するワークショップの開催や、地域の食材と日本の技術を生かした共創メニューのレストラン設置など、来場者にユニークな体験を提供するという。
11月23日にはドバイ万博の次となる2025年万博の開催地が大阪に決定したことを受け、中村富安代表は「大阪にもつなげることができる工夫を考えていく」と話した。