中東初となる祭典「The World Vape Show」が9月19日~21日の3日間、ドバイにあるアラブ首長国連邦最大の展示会場「Dubai World Trade Center」で開催された。
VAPE(ベイプ)はグリセリンの蒸気を発生させ、香料を通してニコチン入りの蒸気を摂取する電子たばこを意味する。温度が低い蒸気のため、臭いが出ないのが特徴。
世界で「たばこ」の規制が強化されり増税したりしている中、ベイプは煙や臭いを排出しないことで欧米諸国では人気を得ているという。
アラブ首長国連邦を含めた中東では「シーシャ=水タバコ」を吸う文化が根付いており、ベイプは日頃から吸えると近年マーケットが拡大している。
中東初の展示会ということもあり、アメリカ、イギリス、中国などの大手ベイプ販売や製造会社が出展。各展示会ブースは光と音で集客を行い、ベイプを楽しむ来場者でにぎわった。インスタグラムで3250万人のフォロワーを持つダン・ビルゼリアンさん自身のブランド「Ignite」社をプローモートするため、本人も登場。会場を沸かせた。
日本からは「ポータブルシーシャ Air Mini」で人気を集めるAir International Holdingsが参加。プロジェクトマネジャーの鈴木天翔さんは「他のベイプ企業とは違い、Air Miniはニコチン、タール、タバコ臭がゼロなので、普段から喫煙するお客さまではない層に刺さるのではないかと、ブルーオーシャンを見据えて今回の展示会に参加した。3日間の展示会中、既にアラブ首長国連邦、サウジアラビア、アメリカ、イギリス、ウクライナ、オーストラリア、モルディブ島などから代理店のオファーがあり、日本独自のグリーンティーフレーバーを含めた17種類の味わいに強い興味を持たれ、今後の展開に自信が持てた」と話す。