不動産会社のスターツグループが5月、アラブ首長国連邦(UAE)に進出した。ドバイで日系企業向けにオフィスと住宅の不動産事業を行う。日本の不動産会社のドバイ進出は同グループが初めてで、日本語でサービスを提供し地元の不動産会社との差別化を図る。仲介のほか、オーナーと直接交渉し日本人向けの改修を行ったり、日常生活のトラブルの相談を受けたりするなどして、駐在スタッフの生活をサポートしていく。
ドバイは2020年の万博開催地として決定後、不動産事業は売買のみならず、発表後約半年で20%を超える家賃上昇など賃貸も成長市場になっている。湾岸諸国(GCC:サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、オマーン、アラブ首長国連邦)やアフリカ地域など、さまざまな国をつなぐハブとして機能しており、現在300社ほどといわれている日系企業の進出もさらに増えると予想されている。
SIU REAL ESTATE BROKERS L.L.C.(スターツ ドバイ法人)の池田正太郎さんは「特異な商慣習、急激な家賃高騰などの諸問題があるが、ドバイでの快適な生活を送っていただけるよう安心安全な取り引きを心掛けている。気軽に問い合わせていただければ」と話す。